ぼく牧師 〜聖書研究・礼拝メッセージ、ときどき雑談〜

岐阜市の華陽教会にいる牧師個人のブログ

信仰によってないでしょ! 出エジプト記2:11〜22、ヘブライ人への手紙11:23〜28

礼拝メッセージ 2018年10月14日 【信仰によって生きなさい】 信仰によって生きなさい……教会にいれば、耳にタコができるくらい聞いてきた言葉、くどいほどメッセージのタイトルで見てきた言葉、聖書にも繰り返し出てきた言葉です。皆さん、お馴染みのテーマが…

身もふたもない コヘレトの言葉9:1〜16

聖書研究祈祷会 2018年10月10日 【身もふたもない】 仮にも宗教の聖典である書物が、こんなことを語っていていいのか? 信仰を守ろうとする集団にとって都合の悪い言葉じゃないか? そんな内容がコヘレトの言葉には溢れています。特に9章は、私のようなキリ…

キリスト教とLGBT(2)

お待たせしました。「キリスト教とLGBT」についての記事、第2弾です。 前回の「キリスト教とLGBT(1)」では、主に様々なセクシュアリティーの紹介をさせていただいたので、今回はキリスト教会がLGBT、特に同性愛についてどのような姿勢・考え方をとってきた…

何に従えばいいんです? 使徒言行録5:27〜42

礼拝メッセージ 2018年10月7日 【世界宣教の日】 先週の月曜日、私の見ているTwitterのタイムラインが、眼鏡の写真やイラストで埋め尽くされてしまう事件がありました。いったい何事だろう? と思ったら、どうも10月1日は「眼鏡の日」だったらしく、それに乗…

できれば来て欲しくない時間 コヘレトの言葉3:1〜15

聖書研究祈祷会 2018年10月3日 【行儀のよくない言葉】 なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい……衝撃的な書き出しで始まるコヘレトの言葉は、意外と最近の若者の間で人気が出ている書物です。渋谷にいた頃、「聖書の中でどの書物が好きですか…

堕落したら終わり? 出エジプト32:7〜14、ヘブライ人への手紙6:4〜12 

礼拝メッセージ 2018年9月30日 【死刑宣告】 「その後に堕落した者の場合には、再び悔い改めに立ち帰らせることはできません」……まるで死刑宣告のように聞こえてくる言葉です。堕落したら終わり、もう悔い改めさせることはできない。後はただ滅ぶに任せるだ…

質問の答えじゃありません ヨブ記38:39〜39:30

聖書研究祈祷会 2018年9月26日 【質問ガン無視の神様】 「なぜ何も悪いことをしていない私が、むしろ神様に従って正しく歩んできた私が、財産を失い、子どもを失い、健康な体も失って、理不尽な目に遭わされるのか?」「神様は私の祈りを聞いてくださらない…

苦しまないといけませんか? マルコによる福音書14:26〜31、コロサイの信徒への手紙1:24〜29

礼拝メッセージ 2018年9月23日 【苦しみは必然?】 不謹慎なのを承知の上で、わたしはパウロについて思うことがあるんです。実は、彼は相当なマゾヒストなんじゃないだろうか? 皆さんもそう感じません? 24節で言っていました。「今やわたしは、あなたがた…

ジャイアン的神様? ヨブ記19:6〜27

聖書研究祈祷会 2018年9月19日 【世の中は公正だから?】 心理学ミュージアムというホームページに、こんな話が書いてありました。良いことは良い人に起き、悪いことは悪い人に起きる。頑張った人は報われ、頑張らなかった人は痛い目に遭う。悪いことをした…

レインボーウィークを前に。

先日、名古屋学院大学しろとりチャペルへ招かれて、礼拝メッセージをしてきました。 名古屋学院大学では、来週9月24日(月)〜28日(金)に、レインボーウィークが開催されます。 この期間、キリスト教センターは、お互いの違いを認め合いつつ他者と共に生き…

裏切り者のあなたへ マルコによる福音書14:10〜25

礼拝メッセージ 2018年9月14日(於:付知教会) 【呪われた裏切り者】 「だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった」……この言葉が、自分に向けられているなんて、絶対に思いたくないですよね? だからこそ、敢えて今…

人を試す神なんて…… ヨブ記2:1〜13

聖書研究祈祷会 2018年9月12日 【なぜ善人を試すのか?】 幸福な生活を送っていた何の罪もない人に、突然わけの分からない災難が降りかかる……ヨブ記に記された出来事は、いくつもの衝撃を私たちに与えます。正しい人が不幸を与えられる。それに耐えるよう求…

こんな奉仕できません! マルコによる福音書14:3〜9、コリントの信徒への手紙二9:6〜15

礼拝メッセージ 2018年9月9日 【喜んで与えられない】 不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりに、喜んで与える人になりなさい……パウロが書いた手紙は、私たちにこう勧めてきます。これはもともと、コリント教会の人々へ、困窮…

お前は罰を受けるんだ… ナホム書3:1〜3、8〜19

聖書研究祈祷会 2018年9月5日 【それは誘惑だ】 「お前たちは罰を受けるんだ」……そう言ってやりたい相手が皆さんにはいるでしょうか? 私にはいました。子どもの頃、中学2年生の終わりに、私は父の転勤で九州から本州へ引っ越すことになりました。仲の良かっ…

呪われたくありません マルコによる福音書12:41〜44、ガラテヤの信徒への手紙1:6〜10

礼拝メッセージ 2018年9月2日 【どうして呪ったの?】 「呪われるがよい」という言葉、非常にショックを与える言葉、それをガラテヤの信徒への手紙に書きなぐったのは、キリスト者を迫害する者でも攻撃する者でもなく、愛と平和を宣べ伝えているはずの宣教者…

この愛は本物じゃないかもしれません(vol.2)マルコによる福音書12:28〜34、コリントの信徒への手紙一13:1〜13

礼拝メッセージ 2018年8月26日(於:田瀬教会) 【愛のハードルが高すぎる】 世の中で最も崇められているもの、憧れられているものがあるとすれば、それは「愛」でしょう。ヒット曲の多くは、愛にまつわる詩が歌われています。映画や小説には、ラブロマンス…

この愛は本物じゃないかもしれません(vol.1) マルコによる福音書12:28〜34、コリントの信徒への手紙一13:1〜13

礼拝メッセージ 2018年8月26日(於:華陽教会) 【愛がなければ価値はない?】 「善人と偽善者との違いは何か?」と聞かれたら、「そこに愛があるか否かだろう」と返されることが、最も多いと思います。愛がなければ、どんな善行も自分勝手な行いにしかなら…

綺麗な話には裏がある ルツ記2:1〜13

聖書研究祈祷会 2018年8月22日 【単純に美しくはない話】 旧約聖書の中で、ルツ記ほど人々に愛された話はないかもしれません。夫を失った嫁と息子を失ったしゅうとめ……その2人が互いを思いやり、互いの幸せのために行動する、非常に美しい話です。ところが、…

捨てられちゃった…… イザヤ書5:1〜7、使徒言行録13:44〜52

礼拝メッセージ 2018年8月19日 【捨てられたイスラエル】 神様に見捨てられた……と感じた経験はあるでしょうか? イスラエルの民は少なくともこれを二度経験します。一つは、アッシリアによって北イスラエルが滅ぼされたとき、もう一つは、バビロニアによって…

嘘つきサムソンと正直デリラ? 士師記16:1〜22

聖書研究メッセージ 2018年8月15日 【女と男の問題】 女と男の問題……そんなついつい聞き耳を立ててしまうスキャンダラスな話が、士師記13章から16章にかけて描かれる、サムソン物語のクライマックスに出てきます。通常、「英雄の悲劇」として読まれている箇…

洗礼を受けたらこうならないといけませんか? ミカ書6:1〜8、エフェソの信徒への手紙4:25〜32

礼拝メッセージ 2018年8月12日 【新しい生き方】 「クリスチャンは、みんなこういう生き方をしているのですか?」……そう聞かれたら困ってしまうことが、今読んだエフェソの信徒への手紙に書かれていました。神様を信じる前の生き方ではなく、神様を信じた後…

犠牲にしてよかったの? 士師記11:1〜11、29〜40

聖書研究祈祷会 2018年8月8日 【美しく語られる犠牲】 誰かのために自らの命を犠牲にする……その行動に対し、私たちは美しさを感じます。アニメや映画に出てくるヒーローが、自分を犠牲にしてでも誰かを守る、その人の命を救う……そんな姿に私自身、憧れを感じ…

この家族は平和になれますか? 創世記27:41〜45、エフェソの信徒への手紙5:21〜6:4

礼拝メッセージ 2018年8月5日 【家族と平和】 平和について語るとき、「家族」という言葉ほど便利なものはありませんでした。私たちが「争いのない平和な世界」と聞いてまず思い浮かべるのは、家族と平和に過ごせる世界です。お父さんとお母さんが喧嘩しない…

正しい戦争? 士師記5:1〜18

聖書研究メッセージ 2018年8月1日 【侵略戦争】 聖書の中には、数多くの血生臭い話が出てきます。特に、ヨシュア記以降は戦争の記事が一気に増えます。イスラエルの民は、エジプトからカナンの地に移住する際、そこにいた先住民と繰り返し衝突してきました。…

神様ハラスメント マルコによる福音書9:42〜50、ヘブライ人への手紙12:3〜13

礼拝メッセージ 2018年7月29日 【獅子の子落とし】 「獅子の子落とし」という諺があります。皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。簡単に言えば、ライオンは子どもが生まれて3日経つと、我が子を深い谷へ投げ落とし、生き残った子だけを育てるという言…

「お前は要らない」とは言えず…… 民数記11:24〜29、コリント一12:14〜26

礼拝メッセージ 2018年7月22日 【お前は要らない】 「お前は要らない」……たったひと言で致命的なダメージを与える言葉、大切な仲間から絶対に聞きたくない言葉、私たちが最も恐れている言葉です。似たような意味を持つ言葉がいくつかあります。「うざい」「…

うちの教会も破壊的カルトの要素があるかもしれない?

お題「最近気になったニュース」 2018年7月18日 前回、破壊的カルトの記事を挙げてから10日ほど後に、オウム真理教の教祖および幹部7名の死刑が執行されたニュースを見て非常に驚きました。 あれからたくさん気になるニュースを見聞きしましたが、今回は、…

立ち止まれって本気ですか? ヨシュア記3:7〜17

2018年7月18日 【立ち止まる恐怖】 私たちは大いなる脅威を前にしたとき、足のすくむ思いがします。特に、四方八方から何かが自分に襲いかかりそうなとき、とにかくその場から逃げ出したいと感じます。私にとって、その最初の記憶は、夜中のトイレです。オネ…

穏やかじゃない サムエル記上17:38〜50、コリントの信徒への手紙二6:1〜10

礼拝メッセージ 2018年7月15日 【手紙が連想させるもの】 先ほどのパウロの手紙の終わりには、印象に残る言葉が書かれていました。「わたしたちは人を欺いているようでいて、誠実であり、人に知られていないようでいて、よく知られ、死にかかっているようで…

神様に呪われる? 申命記30:1〜10

聖書研究祈祷会 2018年7月11日 【これは罰ですか?】 以前、私が伝道師をしていた東京の教会で、私が赴任する前に起こった騒動について、何度か聞く機会がありました。それは、東日本大震災直後の話でした。ある日、ドイツから来られたキリスト教会の一団が…