ぼく牧師 〜聖書研究・礼拝メッセージ、ときどき雑談〜

岐阜市の華陽教会にいる牧師個人のブログ

『わたしゃ知らん』 マタイによる福音書24:36〜44

聖書研究祈祷会 2018年12月12日 【気になるものは気になる】 アドヴェントの第一週目に入ったとき、「クリスマスまでの4週間はイエス様の誕生を祝う準備の期間ですが、ただそれだけの期間でもないのです」と話しました。この4週間は、クリスマスを待ち望む期…

『タダ飯が食えるよ』 イザヤ書55:1〜10

礼拝メッセージ 2018年12月9日 【招いちゃっていいの?】 「来て、銀を払うことなく穀物を求め、価を払うことなく、ぶどう酒と乳を得よ!」冒頭から、かなり太っ腹な言葉が聞こえてきました。聖書の中で、たいていは裁きと審判を強調する預言者が、ここまで…

『不幸の手紙?』 マタイによる福音書23:23〜28

聖書研究祈祷会 2018年12月5日 【怒涛の非難】 「律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ」「ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ」……マタイによる福音書23章で繰り返される、律法学者とファリサイ派に対するイエス様の激しい批…

『はよ救って……』 エレミヤ書33:14〜16、ルカによる福音書21:25〜36

礼拝メッセージ 2018年12月2日 【アドヴェントに何を待つ?】 今日から私たちは、アドヴェントの時期に入りました。アドヴェントというのは「到来」という意味のラテン語から来た言葉で、救い主イエス・キリストの到来したクリスマスを楽しみに待つ4週間です…

『ギャップがすごい王様』 サムエル記下5:1〜5、ルカによる福音書23:35〜43

礼拝メッセージ 2018年11月25日 【収穫したけど】 「刈り入れの主をほめたたえよ」……メロディーを聞くだけで、自然とワクワクしてきた方もおられるでしょう。今歌った賛美歌は、神様から与えられた実りと恵みに感謝する収穫感謝の賛美歌です。わざわざ私が口…

『絶対に認めるものか!』 ヨハネによる福音書7:25〜52

聖書研究祈祷会 2018年11月21日 【嫌われ者のイエス様】 こいつだけは絶対に認めてなるものか……そんなふうに何かと噛みつき、粗探しをしてしまう相手が、皆さんにはおられるでしょうか? 一度こう思った相手には、ちょっとしたことでも、揚げ足を取ってしま…

『私が何だって言うんです?』 出エジプト記3:1〜15

礼拝メッセージ 2018年11月18日 【なぜか選ばれてしまった】 以前、私が牧師になるための試験を受けるとき、推薦を受ける教区の教師からこんな質問を受けたことがあります。「あなたは神様からちゃんと召命を受けていますか?」……召命というのは、キリスト教…

『わたしを食べろ(`・ω・´)』 ヨハネによる福音書6:30〜40

聖書研究祈祷会 2018年11月14日 【それってアンパンマン?】 今日の聖書研究祈祷会には、『わたしを食べろ(`・ω・´)』というタイトルをつけさせてもらいました。どうしてこのタイトルをつけたかと言えば、イエス様がこんなことをおっしゃっているからです。…

『いいとこ取りをさせよう』 ヨハネによる福音書4:27〜42

聖書研究祈祷会 2018年11月7日 【信徒の証って何?】 華陽教会では今度の日曜日、信徒立証礼拝が行われます。文字通り「信徒が証を立てる」礼拝なので、この日は牧師のメッセージではなく、信徒の証が語られます。証というのは、誰かに向かって自分の信仰を…

『ゆるしてくれますか?』 創世記9:8〜17、ローマの信徒への手紙5:12〜21

礼拝メッセージ 2018年11月4日 【死ぬ前の不安】 今日は、召天者記念礼拝です。いつもと違って礼拝堂の前に、亡くなった方々の写真がズラッと並んでいます。これは別に、今から怪しげな儀式をしようというのではありません。私たちが地上の教会に集まってき…

『ハロウィンvs宗教改革』 ヨハネによる福音書1:35〜51

聖書研究祈祷会 2018年10月31日 【ハロウィンと宗教改革】 「ハロウィンvs宗教改革」……週報でお知らせしていた今日の聖書研究祈祷会は、あまり穏やかじゃないタイトルでした。「ハロウィンなんて祝ってはいけません。あれは異教的習慣から始まったもので、キ…

『良い知らせと悪い知らせがある』 ヨブ記38:4〜18、使徒言行録14:8〜20

礼拝メッセージ 2018年10月28日 【良い知らせと悪い知らせ】 「良い知らせと悪い知らせがある」……ハードボイルドな小説か映画のワンシーンに出てきそうな言葉が、今日のメッセージのタイトルでした。一週間、教会の前に貼り出されていた礼拝案内を見て、道行…

『あなたの神は誰の神?』 歴代誌上11:1〜9

聖書研究祈祷会 2018年10月17日 【どうして同じ話が?】 どういうわけか、聖書の中には同じ出来事が2回も3回も繰り返し書いてあるところがあります。新約聖書では、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネという4つの福音書が、それぞれイエス様の生涯を書いています…

『信仰によってないでしょ!』 出エジプト記2:11〜22、ヘブライ人への手紙11:23〜28

礼拝メッセージ 2018年10月14日 【信仰によって生きなさい】 信仰によって生きなさい……教会にいれば、耳にタコができるくらい聞いてきた言葉、くどいほどメッセージのタイトルで見てきた言葉、聖書にも繰り返し出てきた言葉です。皆さん、お馴染みのテーマが…

『身もふたもない』 コヘレトの言葉9:1〜16

聖書研究祈祷会 2018年10月10日 【身もふたもない】 仮にも宗教の聖典である書物が、こんなことを語っていていいのか? 信仰を守ろうとする集団にとって都合の悪い言葉じゃないか? そんな内容がコヘレトの言葉には溢れています。特に9章は、私のようなキリ…

キリスト教とLGBT(2)

お待たせしました。「キリスト教とLGBT」についての記事、第2弾です。 前回の「キリスト教とLGBT(1)」では、主に様々なセクシュアリティーの紹介をさせていただいたので、今回はキリスト教会がLGBT、特に同性愛についてどのような姿勢・考え方をとってきた…

『何に従えばいいんです?』 使徒言行録5:27〜42

礼拝メッセージ 2018年10月7日 【世界宣教の日】 先週の月曜日、私の見ているTwitterのタイムラインが、眼鏡の写真やイラストで埋め尽くされてしまう事件がありました。いったい何事だろう? と思ったら、どうも10月1日は「眼鏡の日」だったらしく、それに乗…

『できれば来て欲しくない時間』 コヘレトの言葉3:1〜15

聖書研究祈祷会 2018年10月3日 【行儀のよくない言葉】 なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい……衝撃的な書き出しで始まるコヘレトの言葉は、意外と最近の若者の間で人気が出ている書物です。渋谷にいた頃、「聖書の中でどの書物が好きですか…

『堕落したら終わり?』 出エジプト32:7〜14、ヘブライ人への手紙6:4〜12 

礼拝メッセージ 2018年9月30日 【死刑宣告】 「その後に堕落した者の場合には、再び悔い改めに立ち帰らせることはできません」……まるで死刑宣告のように聞こえてくる言葉です。堕落したら終わり、もう悔い改めさせることはできない。後はただ滅ぶに任せるだ…

『質問の答えじゃありません』 ヨブ記38:39〜39:30

聖書研究祈祷会 2018年9月26日 【質問ガン無視の神様】 「なぜ何も悪いことをしていない私が、むしろ神様に従って正しく歩んできた私が、財産を失い、子どもを失い、健康な体も失って、理不尽な目に遭わされるのか?」「神様は私の祈りを聞いてくださらない…

『苦しまないといけませんか?』 マルコによる福音書14:26〜31、コロサイの信徒への手紙1:24〜29

礼拝メッセージ 2018年9月23日 【苦しみは必然?】 不謹慎なのを承知の上で、わたしはパウロについて思うことがあるんです。実は、彼は相当なマゾヒストなんじゃないだろうか? 皆さんもそう感じません? 24節で言っていました。「今やわたしは、あなたがた…

『ジャイアン的神様?』 ヨブ記19:6〜27

聖書研究祈祷会 2018年9月19日 【世の中は公正だから?】 心理学ミュージアムというホームページに、こんな話が書いてありました。良いことは良い人に起き、悪いことは悪い人に起きる。頑張った人は報われ、頑張らなかった人は痛い目に遭う。悪いことをした…

レインボーウィークを前に。

先日、名古屋学院大学しろとりチャペルへ招かれて、礼拝メッセージをしてきました。 名古屋学院大学では、来週9月24日(月)〜28日(金)に、レインボーウィークが開催されます。 この期間、キリスト教センターは、お互いの違いを認め合いつつ他者と共に生き…

『裏切り者のあなたへ』 マルコによる福音書14:10〜25

礼拝メッセージ 2018年9月14日(於:付知教会) 【呪われた裏切り者】 「だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった」……この言葉が、自分に向けられているなんて、絶対に思いたくないですよね? だからこそ、敢えて今…

『人を試す神なんて……』 ヨブ記2:1〜13

聖書研究祈祷会 2018年9月12日 【なぜ善人を試すのか?】 幸福な生活を送っていた何の罪もない人に、突然わけの分からない災難が降りかかる……ヨブ記に記された出来事は、いくつもの衝撃を私たちに与えます。正しい人が不幸を与えられる。それに耐えるよう求…

『こんな奉仕できません!』 マルコによる福音書14:3〜9、コリントの信徒への手紙二9:6〜15

礼拝メッセージ 2018年9月9日 【喜んで与えられない】 不承不承ではなく、強制されてでもなく、こうしようと心に決めたとおりに、喜んで与える人になりなさい……パウロが書いた手紙は、私たちにこう勧めてきます。これはもともと、コリント教会の人々へ、困窮…

『お前は罰を受けるんだ…』 ナホム書3:1〜3、8〜19

聖書研究祈祷会 2018年9月5日 【それは誘惑だ】 「お前たちは罰を受けるんだ」……そう言ってやりたい相手が皆さんにはいるでしょうか? 私にはいました。子どもの頃、中学2年生の終わりに、私は父の転勤で九州から本州へ引っ越すことになりました。仲の良かっ…

『呪われたくありません』 マルコによる福音書12:41〜44、ガラテヤの信徒への手紙1:6〜10

礼拝メッセージ 2018年9月2日 【どうして呪ったの?】 「呪われるがよい」という言葉、非常にショックを与える言葉、それをガラテヤの信徒への手紙に書きなぐったのは、キリスト者を迫害する者でも攻撃する者でもなく、愛と平和を宣べ伝えているはずの宣教者…

『この愛は本物じゃないかもしれません』(vol.2)マルコによる福音書12:28〜34、コリントの信徒への手紙一13:1〜13

礼拝メッセージ 2018年8月26日(於:田瀬教会) 【愛のハードルが高すぎる】 世の中で最も崇められているもの、憧れられているものがあるとすれば、それは「愛」でしょう。ヒット曲の多くは、愛にまつわる詩が歌われています。映画や小説には、ラブロマンス…

『この愛は本物じゃないかもしれません』(vol.1) マルコによる福音書12:28〜34、コリントの信徒への手紙一13:1〜13

礼拝メッセージ 2018年8月26日(於:華陽教会) 【愛がなければ価値はない?】 「善人と偽善者との違いは何か?」と聞かれたら、「そこに愛があるか否かだろう」と返されることが、最も多いと思います。愛がなければ、どんな善行も自分勝手な行いにしかなら…