ぼく牧師 〜聖書研究・礼拝メッセージ、ときどき雑談〜

*聖書の引用は特別記載がない限り、日本聖書協会『聖書 新共同訳』 1987,1988 から引用しています。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『神様ハラスメント』 マルコによる福音書9:42〜50、ヘブライ人への手紙12:3〜13

礼拝メッセージ 2018年7月29日 【獅子の子落とし】 「獅子の子落とし」という諺があります。皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。簡単に言えば、ライオンは子どもが生まれて3日経つと、我が子を深い谷へ投げ落とし、生き残った子だけを育てるという言…

『お前は要らないとは言えず……』 民数記11:24〜29、コリント一12:14〜26

礼拝メッセージ 2018年7月22日 【お前は要らない】 「お前は要らない」……たったひと言で致命的なダメージを与える言葉、大切な仲間から絶対に聞きたくない言葉、私たちが最も恐れている言葉です。似たような意味を持つ言葉がいくつかあります。「うざい」「…

うちの教会も破壊的カルトの要素があるかもしれない?

お題「最近気になったニュース」 2018年7月18日 前回、破壊的カルトの記事を挙げてから10日ほど後に、オウム真理教の教祖および幹部7名の死刑が執行されたニュースを見て非常に驚きました。 あれからたくさん気になるニュースを見聞きしましたが、今回は、…

『立ち止まれって本気ですか?』 ヨシュア記3:7〜17

聖書研究祈祷会 2018年7月18日 【立ち止まる恐怖】 私たちは大いなる脅威を前にしたとき、足のすくむ思いがします。特に、四方八方から何かが自分に襲いかかりそうなとき、とにかくその場から逃げ出したいと感じます。私にとって、その最初の記憶は、夜中の…

『穏やかじゃない』 サムエル記上17:38〜50、コリントの信徒への手紙二6:1〜10

礼拝メッセージ 2018年7月15日 【手紙が連想させるもの】 先ほどのパウロの手紙の終わりには、印象に残る言葉が書かれていました。「わたしたちは人を欺いているようでいて、誠実であり、人に知られていないようでいて、よく知られ、死にかかっているようで…

『神様に呪われる?』 申命記30:1〜10

聖書研究祈祷会 2018年7月11日 【これは罰ですか?】 以前、私が伝道師をしていた東京の教会で、私が赴任する前に起こった騒動について、何度か聞く機会がありました。それは、東日本大震災直後の話でした。ある日、ドイツから来られたキリスト教会の一団が…

『この村に入ってはいけない』 マルコによる福音書8:22〜26

礼拝メッセージ 2018年7月8日 【群衆を避けるイエス様】 見えない人が見えるようになる話、盲目の人が癒される話……心温まる良い話のはずなのに、私たちは最後の言葉で微妙な気持ちになってしまいます。「この村に入ってはいけない」……不思議ですよね。盲人が…

キリスト教とLGBT(1)

【LGBTって何?】 この記事では、キリスト教と性の話、特にLGBTsついて取り上げようと思います。記事タイトルでは、この話題について気になった人が、検索で見つけやすいように「キリスト教とLGBT」としていますが、LGBTに限らず、もう少し幅広い人たちにつ…

『どれくらいささげます?(・・;)』 申命記12:1〜12

聖書研究祈祷会 2018年7月4日 【新来者の体験】 日曜日、教会を初めて訪れた人が入り口の前で立ち止まりました。その日の聖書箇所、メッセージのタイトル、メッセンジャーの名前が書かれた看板の横に、こんなプレートがかかっていました。「どなたでもご自由…

『公然の当然に憮然とするパウロ』 エレミヤ書23:23〜32、ガラテヤの信徒への手紙5:2〜11

礼拝メッセージ 2018年7月1日 【伝統に従う教会】 スカートを履くことが嫌で嫌でたまらない女の子がいました。彼女は小学校の間、一度も自分からスカートを履いたことはありませんでした。しかし中学校にあがったら、女子はみんなスカートの制服を履かなけれ…