ぼく牧師 〜聖書研究・礼拝メッセージ、ときどき雑談〜

岐阜市の華陽教会にいる牧師個人のブログ

聖書研究メッセージ

『舟に乗るとだいたい怖い目に遭う』 マタイによる福音書14:22〜36

聖書研究祈祷会 2019年2月19日 【嵐を呼ぶ男】 知り合いに「雨男」「雨女」がいる。あるいは、自分自身が行事に出ると、高確率で嵐を呼び寄せてしまう……という人がいるかもしれません。聖書の中にも何人か、「嵐を呼ぶ男」が出てきます。 こう言うと、映画の…

『休ませてくれよ!』 マタイによる福音書11:25〜30

聖書研究祈祷会 2019年2月13日 【休めない安息日】 休みがほしい……働きたくない……今日もそんな叫びが聞こえてきます。一週間、朝から晩まで働いて、定時退社なんて概念はなく、休みの日は容赦なく会議を入れられ、お客は遠慮なしにやって来る。丸一日休める…

『心に責められることがない?』 ヨハネの手紙一3:11〜24

聖書研究祈祷会 2019年2月6日 【兄弟と愛し合えない】 ヨハネの手紙で「互いに愛し合いなさい」という教えについて記した箇所……その中でも、ここでは特に「自分の兄弟を愛すること」が言われています。あなたにとっての「兄弟」、あなたにとって最も身近な者…

『それって健全?』 テトスへの手紙2:1〜15

聖書研究祈祷会 2019年1月30日 【侮られる宣教者】 誰にも侮られてはなりません、非難の余地があってはなりません、十分な権威を持って教えなさい……パウロがテトスに書き送ったとされるこの手紙を読んでいると、私はこう思わずにはいられません。どうもテト…

『私と一緒に苦しんで』 テモテへの手紙二1:1〜14

聖書研究祈祷会 2019年1月23日 【こんなこと言う?】 「神は、おくびょうの霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです」……この言葉は、私にとってたいへん思い入れのある聖句です。なぜなら、私が牧師になるための按手を受けるとき、…

『資格ないんですけど?』 テモテへの手紙一3:1b〜13

聖書研究祈祷会 2019年1月16日 【そんな役職無理】 「監督は、非のうちどころがなく、一人の妻の夫であり、節制し、分別があり、礼儀正しく、客を親切にもてなし、よく教えることができなければなりません」……これを聞いて、「よし、私は監督とかいう奴にな…

『愛してほしいんだ』 ヨハネの手紙二1〜13

聖書研究祈祷会 2018年12月19日 【女性に宛てられた手紙?】 聖書の中で、ある特定の女性に向けて手紙が書かれているのは珍しいことです。「長老のわたしから、選ばれた婦人とその子たちへ」……手紙の冒頭に記された言葉を聞いて、多くの人はこう思ったはずで…

『わたしゃ知らん』 マタイによる福音書24:36〜44

聖書研究祈祷会 2018年12月12日 【気になるものは気になる】 アドヴェントの第一週目に入ったとき、「クリスマスまでの4週間はイエス様の誕生を祝う準備の期間ですが、ただそれだけの期間でもないのです」と話しました。この4週間は、クリスマスを待ち望む期…

『不幸の手紙?』 マタイによる福音書23:23〜28

聖書研究祈祷会 2018年12月5日 【怒涛の非難】 「律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ」「ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ」……マタイによる福音書23章で繰り返される、律法学者とファリサイ派に対するイエス様の激しい批…

『絶対に認めるものか!』 ヨハネによる福音書7:25〜52

聖書研究祈祷会 2018年11月21日 【嫌われ者のイエス様】 こいつだけは絶対に認めてなるものか……そんなふうに何かと噛みつき、粗探しをしてしまう相手が、皆さんにはおられるでしょうか? 一度こう思った相手には、ちょっとしたことでも、揚げ足を取ってしま…

『わたしを食べろ(`・ω・´)』 ヨハネによる福音書6:30〜40

聖書研究祈祷会 2018年11月14日 【それってアンパンマン?】 今日の聖書研究祈祷会には、『わたしを食べろ(`・ω・´)』というタイトルをつけさせてもらいました。どうしてこのタイトルをつけたかと言えば、イエス様がこんなことをおっしゃっているからです。…

『いいとこ取りをさせよう』 ヨハネによる福音書4:27〜42

聖書研究祈祷会 2018年11月7日 【信徒の証って何?】 華陽教会では今度の日曜日、信徒立証礼拝が行われます。文字通り「信徒が証を立てる」礼拝なので、この日は牧師のメッセージではなく、信徒の証が語られます。証というのは、誰かに向かって自分の信仰を…

『ハロウィンvs宗教改革』 ヨハネによる福音書1:35〜51

聖書研究祈祷会 2018年10月31日 【ハロウィンと宗教改革】 「ハロウィンvs宗教改革」……週報でお知らせしていた今日の聖書研究祈祷会は、あまり穏やかじゃないタイトルでした。「ハロウィンなんて祝ってはいけません。あれは異教的習慣から始まったもので、キ…

『身もふたもない』 コヘレトの言葉9:1〜16

聖書研究祈祷会 2018年10月10日 【身もふたもない】 仮にも宗教の聖典である書物が、こんなことを語っていていいのか? 信仰を守ろうとする集団にとって都合の悪い言葉じゃないか? そんな内容がコヘレトの言葉には溢れています。特に9章は、私のようなキリ…

『できれば来て欲しくない時間』 コヘレトの言葉3:1〜15

聖書研究祈祷会 2018年10月3日 【行儀のよくない言葉】 なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい……衝撃的な書き出しで始まるコヘレトの言葉は、意外と最近の若者の間で人気が出ている書物です。渋谷にいた頃、「聖書の中でどの書物が好きですか…

『質問の答えじゃありません』 ヨブ記38:39〜39:30

聖書研究祈祷会 2018年9月26日 【質問ガン無視の神様】 「なぜ何も悪いことをしていない私が、むしろ神様に従って正しく歩んできた私が、財産を失い、子どもを失い、健康な体も失って、理不尽な目に遭わされるのか?」「神様は私の祈りを聞いてくださらない…

『ジャイアン的神様?』 ヨブ記19:6〜27

聖書研究祈祷会 2018年9月19日 【世の中は公正だから?】 心理学ミュージアムというホームページに、こんな話が書いてありました。良いことは良い人に起き、悪いことは悪い人に起きる。頑張った人は報われ、頑張らなかった人は痛い目に遭う。悪いことをした…

『人を試す神なんて……』 ヨブ記2:1〜13

聖書研究祈祷会 2018年9月12日 【なぜ善人を試すのか?】 幸福な生活を送っていた何の罪もない人に、突然わけの分からない災難が降りかかる……ヨブ記に記された出来事は、いくつもの衝撃を私たちに与えます。正しい人が不幸を与えられる。それに耐えるよう求…

『お前は罰を受けるんだ…』 ナホム書3:1〜3、8〜19

聖書研究祈祷会 2018年9月5日 【それは誘惑だ】 「お前たちは罰を受けるんだ」……そう言ってやりたい相手が皆さんにはいるでしょうか? 私にはいました。子どもの頃、中学2年生の終わりに、私は父の転勤で九州から本州へ引っ越すことになりました。仲の良かっ…

『綺麗な話には裏がある』 ルツ記2:1〜13

聖書研究祈祷会 2018年8月22日 【単純に美しくはない話】 旧約聖書の中で、ルツ記ほど人々に愛された話はないかもしれません。夫を失った嫁と息子を失ったしゅうとめ……その2人が互いを思いやり、互いの幸せのために行動する、非常に美しい話です。ところが、…

『嘘つきサムソンと正直デリラ?』 士師記16:1〜22

聖書研究メッセージ 2018年8月15日 【女と男の問題】 女と男の問題……そんなついつい聞き耳を立ててしまうスキャンダラスな話が、士師記13章から16章にかけて描かれる、サムソン物語のクライマックスに出てきます。通常、「英雄の悲劇」として読まれている箇…

『犠牲にしてよかったの?』 士師記11:1〜11、29〜40

聖書研究祈祷会 2018年8月8日 【美しく語られる犠牲】 誰かのために自らの命を犠牲にする……その行動に対し、私たちは美しさを感じます。アニメや映画に出てくるヒーローが、自分を犠牲にしてでも誰かを守る、その人の命を救う……そんな姿に私自身、憧れを感じ…

『正しい戦争?』 士師記5:1〜18

聖書研究メッセージ 2018年8月1日 【侵略戦争】 聖書の中には、数多くの血生臭い話が出てきます。特に、ヨシュア記以降は戦争の記事が一気に増えます。イスラエルの民は、エジプトからカナンの地に移住する際、そこにいた先住民と繰り返し衝突してきました。…

『立ち止まれって本気ですか?』 ヨシュア記3:7〜17

聖書研究祈祷会 2018年7月18日 【立ち止まる恐怖】 私たちは大いなる脅威を前にしたとき、足のすくむ思いがします。特に、四方八方から何かが自分に襲いかかりそうなとき、とにかくその場から逃げ出したいと感じます。私にとって、その最初の記憶は、夜中の…

『神様に呪われる?』 申命記30:1〜10

聖書研究祈祷会 2018年7月11日 【これは罰ですか?】 以前、私が伝道師をしていた東京の教会で、私が赴任する前に起こった騒動について、何度か聞く機会がありました。それは、東日本大震災直後の話でした。ある日、ドイツから来られたキリスト教会の一団が…

『どれくらいささげます?(・・;)』 申命記12:1〜12

聖書研究祈祷会 2018年7月4日 【新来者の体験】 日曜日、教会を初めて訪れた人が入り口の前で立ち止まりました。その日の聖書箇所、メッセージのタイトル、メッセンジャーの名前が書かれた看板の横に、こんなプレートがかかっていました。「どなたでもご自由…

『そんな選び方する?』 申命記7:6〜15

聖書研究祈祷会 2018年6月27日 【選ばれる期待】 「神様が私へ牧師になるよう言ったのは……」ある先輩の牧師が続けました。「私が一生懸命聖書を読んでいたからでも、真面目に福音を宣べ伝えようとしていたからでもないんだ。むしろ私は、神学校を卒業するギ…

『無色透明不定形神様』 申命記4:15〜24

聖書研究祈祷会 2018年6月20日 【偶像礼拝】 イスラエルの民がエジプトから脱出し、神様から約束されたカナンの地に入る直前、モーセの最後の説教が語られました。モーセは、民と一緒にヨルダン川を渡って、約束の地に入ることが許されていなかったからです…

『ロバがバラムに、バラムが王に』 民数記22:36〜23:12

聖書研究祈祷会 2018年6月13日 【モアブの王バラク】 民数記の中でも非常に謎めいた物語、それがこのバラクとバラムにまつわるエピソードです。私たちが今、一部を読んだ22章から24章には、ひと言で言えば「敵がイスラエルを滅ぼそうとする試みの失敗」が記…

『無謀なカレブ? 臆病な民?』 民数記13:17〜33

神様は私たちに「期待以上のもの」を与えるために、「期待外れな所」へ連れて行く……?Σ(゚д゚lll) 一見無謀なカレブと臆病なイスラエルの民が衝突する場面から…… 2018年6月6日聖書研究祈祷会