日曜礼拝 2023年7月30日
説 明
教会にお集まりの皆さん、おはようございます。オンラインで配信を見ている方も、おはようございます。まもなく、10:30から礼拝が始まります。礼拝の最中は、携帯をマナーモードにしていただき、後から来た人も座れるように、席の譲り合いをお願いします。
礼拝の中で、立ち上がって賛美歌を歌うところや、立ち上がって祈りを合わせるところもありますが、体が不自由な方や疲れている方は座ったままで大丈夫です。賛美歌、聖書、交読文は、備え付けの籠からお使いください。それでは、もうしばらくお待ちください。
案 内
華陽教会では、賛美中のマスク・消毒・換気・加湿・三密回避の座席調整をした上で、日曜日の礼拝も配信と並行して行っています。共に今、教会にいる人も、配信を見ている人も、互いのために祈りを合わせ、神の招きにあずかりましょう。
前 奏
(*奏楽者は牧師の案内のあと、前奏を弾き始めます。司式者は前奏の終わり頃に講壇へ立ち、会衆を招く準備をします。招詞の聖書箇所は読み上げる必要はありません。網かけ部分は司会が読むところ、四角部分は会衆が立つところです。(かっこ)は会衆の様子を見て省けるときは省きます。)
招 詞
しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。(ヨハネによる福音書4:23)
讃美歌
マスクをお付けいただき、讃美歌Ⅱ編の154番「あめつち造りし」を歌います。諸事情でマスクを着用できない方は、歌うのをご遠慮いただき、心で賛美を合わせましょう。差し支えない方は、お立ちください。
お祈り
ご着席ください。共に祈りを合わせましょう。
◆慈しみ深い私たちの神様。今日もまた、あなたによって守られて、日曜日の礼拝を始めることができ感謝いたします。どうか今、初めて来た人、久々に来た人、自宅で、施設で、職場で、屋外で、あなたの言葉を受けようとしている人を祝福してください。
◆私たちの神様。先週の日曜日は、岐阜地区を覚える月間の交換講壇として、各教会で牧師と信徒の交流ができたことを感謝致します。どうか今、それぞれの教会、保育園、幼稚園、学校との関係が、ますます豊かに導かれ、あなたの愛が広がりますように。
◆私たちの神様。来週の日曜日は、関西学院大学神学部4年の坂本子龍神学生が実習へ来られ、メッセージをしてくださいます。どうか今、この実習が最初から最後まで祝されて神学生も、私たちも、互いに良い学びを得ることができますように。
◆私たちの神様。これから夏休みに入る子どもたちや学生に、あなたのお守りがありますように。事故や事件、病気や怪我から守られて、楽しく夏休みを過ごすことができますように。どうか今、それぞれの安全と健康を支えてください。
◆愛と平和の源である、イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
聖 書
聖書の言葉を聞きましょう。ペトロの手紙一3:13〜22(新共同訳より抜粋)
*日本聖書協会の「ホームページ等への聖書の引用について」に基づき、聖書の引用を適切な範囲内で行うため、配信終了後に聖書箇所のみ記載し、本文をカットしています。該当する聖書箇所を「聖書本文検索」で「書名」と「章」まで入力し、「節」入力を省略すれば、章全体を参照できます。交読詩編も同様に後からカットしています。 |
交読文
詩編の言葉を読み交わしましょう。詩編13:1〜6(新共同訳交読詩編より抜粋)
『交読詩編』か『讃美歌21』の後ろの方をご覧ください。司会と会衆で交互に読んでいきますので、皆さんは一段下がったところと太字のところをお読みください。ご着席のままで大丈夫です。 |
讃美歌
マスクをお付けいただき、讃美歌21の531番「主イェスこそわが望み」を歌いましょう。差し支えない方は、お立ちください。
メッセージ
「神への服従」という言葉が、私はあまり好きではありません。と言うのも「神への服従」を口実に、無理な献金を要求されたり、長時間の奉仕を強要されたり、結局のところ神様ではなく、人や組織に服従させられた人たちから、時折、相談が入るからです。服従、忠実、従順、忠誠……これらの言葉は、現代のパワハラや虐待とも結びついています。
実際、人と人との関係や、組織との関係で「服従」という言葉がポジティブに使われることは、だいぶ減ったと思います。対等で、お互いが尊重される関係よりも、一方的で、片方に負担を強いる関係として、ネガティブに使われやすい言葉です。好んで使うには、時代遅れの印象を覚えます。
しかし、キリスト教では、神に従う者と従わない者、神に忠実な者と忠実でない者が、度々、対照的に描かれます。先ほど読んだペトロの手紙でもそうでした。神に従ったノアの家族と、従わなかった他の人々……神に従って救われた者と、従わないで捕らわれた者……後者ではなく前者になれと、繰り返し教会で語られます。
神に従う者は救われる。世の終わりに復活させられ、神の国へ迎えられる。しかし、神に従わない者は滅ぼされる。永遠の命を与えられず、神の国から締め出される。そんなふうに、脅迫的なイメージが、頭の中に根を張っています。ところが、そう簡単な話じゃないみたいです。ペトロの手紙一3章19節に、気になる言葉が出てきました。
「そして、霊においてキリストは、捕らわれていた霊たちのところへ行って宣教されました」「この霊たちは、ノアの時代に箱舟が作られていた間、神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者です」……神の子イエス・キリストが、十字架につけられて死んだとき、陰府に降ったこの方の霊は、神に従わなかった者たちを訪れ、宣教しに行った。
ちょっとびっくりしないでしょうか? 神に従わなかった者、神の国から締め出された者、神の姿が見えないところに捕らえられ、閉じ込められ、死に渡されて、救いから遠ざけられたはずの者に、イエス様は自ら訪れ、宣教された。弟子の一人に裏切られ、他の弟子にも見捨てられ、人々から侮辱と嘲りを受けて殺された、その直後に、です。
イエス様が、この世で生きている者たちと居たときも、あの世で死んだ者たちを訪れたときも、声をかける相手の中に「神様に従っている」「神の子に従っている」と言える者は一人も存在しませんでした。ペトロは最後まで従うことができず、群衆は扇動されて手のひらを返し、裏切って後悔したユダは首をくくり、陰府に降って捕らわれました。
ところが、十字架にかかって、死に渡されたキリストは、陰府に降って、自ら彼らのもとへ会いに行きました。自分に従わなかった者、神に従わなかった者が、捕らわれているところへ行って宣教します。それは単に、裏切り、背いた者たちへの「勝利の宣言」などではなく、正しくない者のために、どこまでも降っていって、導こうとする言葉です。
「正しい方が、正しくない者たちのために苦しまれたのです。あなたがたを神のもとへ導くためです」……ペトロの名が冠された手紙に、この言葉があるのは印象的です。なぜなら、ペトロもまた、ユダと同じように、神の子に従えなかった、イエス様を見捨ててしまった、明らかな間違いを犯した、正しくない者の一人だったからです。
一緒に捕らえられてもいい、一緒に殺されたっていい、私は最後までついていく!……そう言いながら、イエスの仲間か聞かれると、「そんな人知らない」と三度否定し、呪いの言葉まで吐いてしまった。死んでから三日目に復活すると三度言い聞かされていたのに、空っぽの墓も目にしたのに、イエス様が復活した知らせを信じなかった。
ペトロが「神の子に従った者」か「従わなかった者」か、どちらかは明白です。従わなかった出来事が、いくつも、いくつも出てきます。私たちと同じです。ペトロも十分わかっていました。私は正しくない者だと……正しく行動できなかったし、正しく選択できなかった。にもかかわらず、イエス様は死を越えて、私を訪れ、私のために宣言された。
「あなたがたに平和があるように」……正しくない私のことを、神のもとへ導いてくださったイエス様は、あなたのことも、神のもとへ導いてくださる。イエス様は、自分に従う者を贔屓して、従わない者を虐げるような、不健全な支配関係を築く方ではありません。むしろ、自分が虐げられても、自分に従わない者へ、手を伸ばされてきたお方です。
それは、自分さえ我慢すればいいとか、自分が傷つき続ければいいとか、相手に対する期待を捨てた、諦めの関係ではありません。自分に従わないペトロが、従う者となることを、本気で期待し、本気で信じ、三度にわたって呼びかけます。「わたしに従いなさい」「わたしの羊を飼いなさい」
三日前に、自分を見捨てた相手です。三度予告した復活を、信じなかった相手です。ペトロはこの後も、幻を見せた神様の要求を拒否したり、宣教者パウロと仲違いしたり、キリストの教えに従えない、正しくない姿を見せていきます。そう簡単に、正しい者へ完璧に変わったわけではありません。しかし、イエス様は彼を信頼して言いました。
「わたしに従いなさい」……私はあなたを知っている。あなたがどんなに私を愛していて、私に従いたいかを知っている。たとえ、それが今すぐできなくても、また私から離れても、私はあなたのために祈り、あなたのもとに聖霊を送り、あなたを新しくし続ける。わたしはあなたと共にいる。
ペトロの近くにいた人間なら、誰だって知っています。彼が、あの有名な、キリストを三度否定した弟子であると。最後まで従おうとして、従えなかった人間だと。約束を守れなかった、正しくなれなかった使徒であると。けれど、正しくないまま、従えないまま、放置された人でもありません。みんな知っています。
従わなかった者に、キリストは気づきと励ましを与え、変化と回復をもたらし、自分の弟子として、証し人として、期待し、頼り、付き合い続けた。その力は、「神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者」全てに向かって働きかけます。生きている者も、死に渡された者も、信じない者から信じる者へ、手を取って起こされる者へ変えられます。
だから、私たちの抱いている希望について、説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていましょう。罪人を罪人のまま、正しくない者を正しくないままにしておかず、ありえない変化と回復をもたらす方が、あなたのことも、新しく生きる者へと変えられることを伝えましょう。キリストの平和が、あなたがた一同にあるように。アーメン。
讃美歌
マスクをお付けいただき、オンライン賛美歌21番「心騒ぎ不安になる夜に」(©︎柳本和良)を歌います。差し支えない方は、お立ちください。
使徒信条
教会の信仰を告白しましょう。「使徒信条」讃美歌21の93-4Aです。オンライン賛美歌の後ろの方の2頁をご覧ください。
紹 介
本日も、初めて礼拝に来られた方、初めて配信を見られた方、久しぶりに参加された方と一緒に礼拝にあずかれたことを感謝致します。受付でご了承いただいた方のみ、配信終了後にご紹介させていただきます。ぜひ、これからも一緒に礼拝へ出られると嬉しいです。
とりなし
共に、神様から委ねられた、とりなしの務めを果たしましょう。オンライン讃美歌の後ろの方の1頁をご覧ください。
司会:神様、あなたは祈りに応えて恵みを与えてくださいます。どうか今、わたしたちがささげる祈りをお聞きください。
司会:世界の国民と政府のために祈ります。
会衆:主よ、政治に携わる人々に、知恵と勇気と良心を与え、全ての場所に、自由と平和をもたらしてください。
司会:世界に広がる全ての教会のために祈ります。
会衆:主よ、教会を聖霊によって力づけ、その信仰を新たにし、私たちの一致と結びつきを強めてください。
司会:教会員のために祈ります。
会衆:主よ、私たち全てを、御言葉によって豊かに養い、あなたの愛と平和を伝える者として送り出してください。
司会:今日ここに出席できなかった人のために祈ります。
会衆:主よ、病気や衰え、仕事や様々な事情のために、ここに見えない人たちを、あなたが癒し回復してください。
司会:身近な人のために祈ります。
会衆:主よ、私たちの家族や友人、仲間たちが、あなたの愛を知れますように、私自身を用いてください。
司会:幼稚園、教会学校、地域の子どもたちを覚えて祈ります。
会衆:主よ、子どもたちの健康と安全を守り、疲れを癒し、安らぎと成長をもたらしてください。
司会:苦しんでいる人のために祈ります。
会衆:主よ、病気や怪我、悩みや苦しみを抱える人たちに、あなたからの平安と、必要な助けを与えてください。
司会:今も生きておられ、私たちをとりなしてくださる方、イエス・キリストのお名前によって祈ります。
一同:アーメン。
主の祈り
イエス様が教えられた『主の祈り』を祈りましょう。讃美歌21の93-5A。オンライン讃美歌の後ろの方の4頁をご覧ください。差し支えない方は、お立ちください。
聖句と主題
御着席ください。今年度の年間聖句を心に留めて、今週も新しく遣わされましょう。
年間聖句
イザヤ書43:18〜19a「初めからのことを思い出すな。昔のことを思いめぐらすな。見よ、新しいことをわたしは行う。今や、それは芽生えている」
年間主題
華陽教会では、今年度「新しいことを行おう」というテーマで、イザヤ書43:18〜19aを年間聖句にしています。
今週は、8月に、関西学院大学神学部から来られる坂本子龍神学生のために祈り、実習で良い学びと交流のときが持てるように、迎える準備をしていきましょう。
献 金
感謝の献げ物として献金をします。クリアファイルに挟まれた封筒をご利用ください。献金に、金額に定めはありません。持ち合わせのない方は、空のまま封筒をお入れください。
献金の祈り(例)
神様、私たちが持っている物は皆、あなたからいただいたものです。今、私自身の生き方をあなたの御用のためにおささげします。どうか、ここに献げた献金も、あなたの求めていることに用いてください。主イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。
讃美歌
マスクをお付けいただき、献金の讃美歌512番「主よ、献げます」2節を歌いましょう。
讃美歌
オンライン賛美歌10番「祝福」を歌いましょう。Aのところは牧師が、Bのところは会衆で歌います。差し支えない方はお立ちください。
祝 福
共に、神様の祝福を受けましょう。
派 遣
互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。(ガラテヤの信徒への手紙6:2)
祝 福
平和の源である神があなたがた一同と共におられるように、アーメン。(ローマの信徒への手紙15:33)
報 告
本日も教会に集まって、また配信を通して礼拝にご参加くださり、ありがとうございます。先週の日曜礼拝は、教会に集まった 名、同時に視聴された 名、計 名が参加されました。後から動画や原稿を見て、祈りを合わせてくださった方も感謝いたします。
来週の日曜日は、関西学院大学神学部4年の坂本子龍さんが、メッセージをしてくださいます。礼拝後、2階礼拝堂で十分間隔をとって、歓迎会を開きたいと思います。時間のある方はぜひ、礼拝後もお残りください。
なお、8月9日(水)〜10日(木)には、岐阜地区のサマーキャンプを蘇原教会で行います。キャンプと被る再来週の聖書研究祈祷会はお休みです。子どもたちのためにお祈りください。それではまた日曜日まで、皆さん一人一人に、神様の平和がありますように。