ぼく牧師 〜聖書研究・礼拝メッセージ、ときどき雑談〜

*聖書の引用は特別記載がない限り、日本聖書協会『聖書 新共同訳』 1987,1988 から引用しています。

『他人事じゃありません』 テサロニケの信徒への手紙一1:1〜10

日曜礼拝 2023年8月13日


www.youtube.com

 

説 明

教会にお集まりの皆さん、おはようございます。オンラインで配信を見ている方も、おはようございます。まもなく、10:30から礼拝が始まります。礼拝の最中は、携帯をマナーモードにしていただき、後から来た人も座れるように、席の譲り合いをお願いします。

 

礼拝の中で、立ち上がって賛美歌を歌うところや、立ち上がって祈りを合わせるところもありますが、体が不自由な方や疲れている方は座ったままで大丈夫です。賛美歌、聖書、交読文は、備え付けの籠からお使いください。それでは、もうしばらくお待ちください。

 

案 内

華陽教会では、賛美中のマスク・消毒・換気・加湿・三密回避の座席調整をした上で、日曜日の礼拝も配信と並行して行っています。共に今、教会にいる人も、配信を見ている人も、互いのために祈りを合わせ、神の招きにあずかりましょう。

 

前 奏

(*奏楽者は牧師の案内のあと、前奏を弾き始めます。司式者は前奏の終わり頃に講壇へ立ち、会衆を招く準備をします。招詞の聖書箇所は読み上げる必要はありません。網かけ部分は司会が読むところ、四角部分は会衆が立つところです。(かっこ)は会衆の様子を見て省けるときは省きます。)

 

招 詞

腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。主人が婚宴から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。(ルカによる福音書12:35、36)

 

讃美歌

マスクをお付けいただき、讃美歌Ⅱ編の154番「あめつち造りし」を歌います。諸事情でマスクを着用できない方は、歌うのをご遠慮いただき、心で賛美を合わせましょう。差し支えない方は、お立ちください。

 

お祈り

ご着席ください。共に祈りを合わせましょう。

◆慈しみ深い私たちの神様。今日もまた、あなたによって守られて、日曜日の礼拝を始めることができ感謝いたします。どうか今、初めて来た人、久々に来た人、自宅で、施設で、職場で、屋外で、あなたの言葉を受けようとしている人を祝福してください。

◆私たちの神様。先週の日曜日は、岐阜地区を覚える月間の交換講壇として、各教会で牧師と信徒の交流ができたことを感謝致します。どうか今、それぞれの教会、保育園、幼稚園、学校との関係が、ますます豊かに導かれ、あなたの愛が広がりますように。

◆私たちの神様。来週の日曜日は、関西学院大学神学部4年の坂本子龍神学生が実習へ来られ、メッセージをしてくださいます。どうか今、この実習が最初から最後まで祝されて神学生も、私たちも、互いに良い学びを得ることができますように。

◆私たちの神様。これから夏休みに入る子どもたちや学生に、あなたのお守りがありますように。事故や事件、病気や怪我から守られて、楽しく夏休みを過ごすことができますように。どうか今、それぞれの安全と健康を支えてください。

◆愛と平和の源である、イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

 

聖 書

聖書の言葉を聞きましょう。テサロニケの信徒への手紙一1:1〜10(新共同訳より抜粋)

*日本聖書協会の「ホームページ等への聖書の引用について」に基づき、聖書の引用を適切な範囲内で行うため、配信終了後に聖書箇所のみ記載し、本文をカットしています。該当する聖書箇所を「聖書本文検索」で「書名」と「章」まで入力し、「節」入力を省略すれば、章全体を参照できます。交読詩編も同様に後からカットしています。

www.bible.or.jp

交読文

詩編の言葉を読み交わしましょう。詩編121:1〜8(新共同訳交読詩編より抜粋)

『交読詩編』か『讃美歌21』の後ろの方をご覧ください。司会と会衆で交互に読んでいきますので、皆さんは一段下がったところと太字のところをお読みください。ご着席のままで大丈夫です。

 

讃美歌

マスクをお付けいただき、讃美歌21の422番「主よ、この時代に」を歌いましょう。差し支えない方は、お立ちください。

 

Michal JarmolukによるPixabayからの画像

メッセージ

テサロニケの信徒への手紙は、教会の信徒に対する感謝で溢れた手紙です。「あなたがた一同のことをいつも神に感謝しています」「あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています」「あなたがたの信仰が至るところで伝えられているので、何も付け加えて言う必要はないほどです」

 

誉め殺しに近い言葉ですよね。こんなに褒められる信徒って、パウロの手紙の中でも珍しいと思います。彼らは、「信仰によって働き」「愛のために労苦し」「主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐している」者たちとして、はっきりパウロに認められ、感謝され、信頼されています。

 

ひどい苦しみの中でも、パウロが語る聖書の言葉を、イエス様の教えと業を、喜びをもって受け入れ、パウロにならう者、キリストにならう者となった……全ての信者の模範となった……文句のつけようのない信徒です。ここまで言われたら、逆に恐縮してしまいます。先生、そんなことありません。私が信者の模範なんて、分不相応な評価です。

 

素直に、まっすぐ、この言葉を喜んで受けとったとしたら、なかなかの大物だと思います。そうです、私は信者の模範です。私たちは神から選ばれ、キリストにならい、愛のために労苦して、イエス様の教えと業を伝えています。あなたの言うとおり、私たちは希望を持って忍耐しています! そう胸を張れる人……どうも、自分から遠い存在に思えます。

 

なるほど、テサロニケの信徒は、素晴らしい信仰を持っていたらしい。模範的な信者だったらしい。私とは違う。私たちとは異なる。これは、限られた一部の教会、一部の信徒の話であって、私に向けて、私たちに対して、語られているわけではない。むしろ、彼らに比べて、どれほど弱い信仰か、どれほど怠惰な人間か、悔い改めなきゃならないんだ。

 

だいたい、こういう感想を抱くんじゃないでしょうか? とても努力した英雄、困難から這い上がった者、普通は真似できない存在……こういう人がいたんだ、そんな教会があったんだ、すごいなぁ……いいなぁ……でも、どこか他人事に聞こえます。この人たちに比べて、自分は責められているような、反省を促されているような、そんな感覚。

 

パウロの耳に入ってきた、テサロニケの人々の評価とは、世間からの見え方とは、具体的にどんなものだったんでしょう? 彼が褒めちぎるように、町の人からも、市民からも、「あの人たちのように、テサロニケの信徒のようになりたい!」と言われていたんでしょうか? おそらく、そうではなかったでしょう。

 

むしろ、世間からは危険視され、愚かに見られ、彼らのようになることを妨げられていました。そもそも、テサロニケと言えば、パウロの伝道によって、みるみるうちに信徒が増え、ユダヤ人から妬まれて、町全体を巻き込むような暴動が起きたところです。フィリピで投獄され、解放された直後の宣教者が、再び捕まりかけた地域……。

 

「あいつらは世界中を騒がせてきた連中だ」「皇帝に刃向かう仲間たちだ」「ほっとくとこの町が乗っ取られる」そんなふうに悪魔化され、あちこちで警戒されるようになります。パウロを匿い、逃した人たちは捕まって、保証金を取られます。パウロを逃したあとも、仲間になった信者の動向は、あらゆる人に監視され、伝えられ、ニュースになります。

 

それこそ、マケドニア州とアカイア州一帯に響き渡るまで、人々の噂が、評価が回っていきます。テサロニケの信徒は、ローマ当局に目をつけられたパウロを信じ、今も教えを伝えているらしい……昨日も、どこどこで誰々が捕まった。あっちでは財産が没収された。何で、辛い目に遭うと分かっているのに、信じて従い続けるのか? 全く愚かな連中だ。

 

ある人は、家族の間でこう囁かれています。何が楽しくて、日曜日に教会へ行くんだろう? ある人は、学校の中でこう噂されています。あいつの家、クリスチャンなんだってさ。ある人は、職場でこう語られています。あの人は日曜日、なるべく仕事を入れたくないんだって……信仰者として生きていくとき、自分の姿がどう映るか、私たちは考えます。

 

テサロニケの人々も考えました。私が信仰を持って礼拝を続け、貧しい人と食事を分け、家を荒らされた仲間の掃除を手伝うとき、周りからは「あいつもイエスの仲間か」「あいつもパウロの弟子か」と囁かれる。わざわざ困難な道を、悪目立ちする人生を選択した、愚かな人間と思われる。たぶん、そんなに良くは見えてない。

 

本当は、もっと上手く、キリスト者であることを証ししたい。悪魔化されたイメージを覆したい。でも、私に奇跡は起こせないし、話もそんなに上手くない。ただ、不器用に教会へ行って、仲間を助け、思いやりをもってみんなに接していくしかない。広がっていくキリスト教徒のイメージが、少しでも良くなるように祈るしかない。

 

そんなとき、パウロから手紙が届きます。一緒に話を聞いた、シルワノとテモテの名前も載っています。ああ、懐かしい……いったい、どんな言葉をくれるんだろう? どんな指導をされるんだろう? あちこちで目をつけられている私たちに、どんな注意がされるんだろう?

 

ところが、そこに載っていたのは、感謝に溢れた言葉でした。「あなたがた一同のことをいつも神に感謝しています」「あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していることを、わたしたちは絶えず父である神の御前で心に留めているのです……」

 

自分たちが、キリスト者の評判を落としているんじゃないか? 自分たちが、マケドニア州やアカイア州の住民を警戒させているんじゃないか? 自分たちが、パウロの宣教を滞らせているんじゃないか? そんな不安と恐れを抱えながら過ごしてきた会衆に、パウロははっきり告げています。

 

「神に愛されている兄弟たち、あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています」と……私も知っています。「華陽教会の信徒のようになりたい」「あの人たちのようになりたい」そう思ってもらえるような、立派な信仰の持ち主だとは、自覚してない人たちへ、私からはっきり伝えます。

 

私は皆さんのようになりたいです。伝道師の期間を終えて、主任担任教師として初めて遣わされた岐阜の地で、皆さんに迎えてもらったことが、どんなに幸せなことだったか……初めての総会も、初めての葬儀も、初めての洗礼も、気にかけ、フォローし、助けてくださった、皆さんの労苦と忍耐を知っています。

 

コロナ禍で、礼拝をどうすればいいか分からなかったときも、どこから情報を集めればいいか知らなかったときも、皆さんは幼稚園のつながりから、学校の周囲から、施設の仲間から、聞いたこと、調べたことを基にして、一緒に考えてくださいました。礼拝で、祈祷会で、私になかった問いや気づきを、ポツポツと、分かち合ってくださいました。

 

「神に愛されている兄弟たち、あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています」「祈りの度に、あなたがたのことを思い起こして、あなたがた一同のことをいつも神に感謝しています」……この言葉は、他人事ではありません。間違いなく、あなたに語られた言葉です。皆さんに告げられた言葉です。

 

父である神と主イエス・キリストに結ばれている華陽教会の皆さんへ。恵みと平和がいつも、あなたがたにあるように。アーメン。

 

讃美歌

マスクをお付けいただき、オンライン賛美歌19番「悲しみながら立ち去るとき」(©︎柳本和良)を歌います。差し支えない方は、お立ちください。

 

 

使徒信条

教会の信仰を告白しましょう。「使徒信条」讃美歌21の93-4Aです。オンライン賛美歌の後ろの方の2頁をご覧ください。

紹 介

本日も、初めて礼拝に来られた方、初めて配信を見られた方、久しぶりに参加された方と一緒に礼拝にあずかれたことを感謝致します。受付でご了承いただいた方のみ、配信終了後にご紹介させていただきます。ぜひ、これからも一緒に礼拝へ出られると嬉しいです。

 

とりなし

共に、神様から委ねられた、とりなしの務めを果たしましょう。オンライン讃美歌の後ろの方の1頁をご覧ください。

 

司会:神様、あなたは祈りに応えて恵みを与えてくださいます。どうか今、わたしたちがささげる祈りをお聞きください。

司会:世界の国民と政府のために祈ります。
会衆:主よ、政治に携わる人々に、知恵と勇気と良心を与え、全ての場所に、自由と平和をもたらしてください。

司会:世界に広がる全ての教会のために祈ります。
会衆:主よ、教会を聖霊によって力づけ、その信仰を新たにし、私たちの一致と結びつきを強めてください。

司会:教会員のために祈ります。
会衆:主よ、私たち全てを、御言葉によって豊かに養い、あなたの愛と平和を伝える者として送り出してください。

司会:今日ここに出席できなかった人のために祈ります。
会衆:主よ、病気や衰え、仕事や様々な事情のために、ここに見えない人たちを、あなたが癒し回復してください。

司会:身近な人のために祈ります。
会衆:主よ、私たちの家族や友人、仲間たちが、あなたの愛を知れますように、私自身を用いてください。

司会:幼稚園、教会学校、地域の子どもたちを覚えて祈ります。
会衆:主よ、子どもたちの健康と安全を守り、疲れを癒し、安らぎと成長をもたらしてください。

司会:苦しんでいる人のために祈ります。
会衆:主よ、病気や怪我、悩みや苦しみを抱える人たちに、あなたからの平安と、必要な助けを与えてください。

司会:今も生きておられ、私たちをとりなしてくださる方、イエス・キリストのお名前によって祈ります。
一同:アーメン。

 

主の祈り

イエス様が教えられた『主の祈り』を祈りましょう。讃美歌21の93-5A。オンライン讃美歌の後ろの方の4頁をご覧ください。差し支えない方は、お立ちください。

 

 

聖句と主題

御着席ください。今年度の年間聖句を心に留めて、今週も新しく遣わされましょう。

 

年間聖句

イザヤ書43:18〜19a「初めからのことを思い出すな。昔のことを思いめぐらすな。見よ、新しいことをわたしは行う。今や、それは芽生えている」

 

年間主題

華陽教会では、今年度「新しいことを行おう」というテーマで、イザヤ書43:18〜19aを年間聖句にしています。

 

今週は、芽含幼稚園の同窓会や岐阜地区のキャンプで出会った子どもたちに華陽教会がどのようにつながっていけるか考えつつ教会学校の充実のために知恵を出し合いましょう。

 

献 金

感謝の献げ物として献金をします。クリアファイルに挟まれた封筒をご利用ください。献金に、金額に定めはありません。持ち合わせのない方は、空のまま封筒をお入れください。

 

献金の祈り(例)

全ての祝福の源である私たちの神様。今、私たちがささげるものを受け入れてください。あなたの平和が実現し、あなたの御名があがめられ、神の国の栄光があらわされますように。主イエス・キリストのお名前によって祈ります。アーメン。

 

讃美歌

マスクをお付けいただき、献金の讃美歌512番「主よ、献げます」2節を歌いましょう。

 

讃美歌

オンライン賛美歌10番「祝福」を歌いましょう。Aのところは牧師が、Bのところは会衆で歌います。差し支えない方はお立ちください。

 

 

祝 福

共に、神様の祝福を受けましょう。

 

派 遣

神に愛されている兄弟たち、あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています。(テサロニケの信徒への手紙一1:4)

 

祝 福

どうか、平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように。(テサロニケの信徒への手紙二3:16)

 

報 告

本日も教会に集まって、また配信を通して礼拝にご参加くださり、ありがとうございます。先週の日曜礼拝は、教会に集まった 名、同時に視聴された 名、計 名が参加されました。後から動画や原稿を見て、祈りを合わせてくださった方も感謝いたします。

 

来週の日曜日も、三密を避けた会衆礼拝を配信と並行して行います。教会に来られる方は賛美中のマスク、消毒、換気、加湿、三密回避の座席調整にご協力いただけるよう、お願いします。

 

なお、14日(月)〜17日(木)まで、牧師が夏期休暇をとるため、今週の聖書研究祈祷会はお休みです。18日(金)のキリスト教ABC講座は予定通り14:30から2階集会室で行います。それではまた日曜日まで、皆さん一人一人に、神様の平和がありますように。